昨日、さんざん考えたタスクは、
渋々の白馬を抜けてバンバンの三郷ゴール。
が、朝起きると北風強い。かつ雲底低い。
でも、大会本部に迷いはなかった。
天候が急速に回復するとみて、
選手は予定通り受付をし、テイクオフへ。
昨日の下りのせいで、太ももが激しく筋肉痛。
テイクオフでは、
タスクはやはりこれしかないということで、
テイクオフと三郷ゴールの2つのパイロンの54kmタスクが発表された。
なかなか雲底が上がらず、長いウエイティングになったが、
11時ごろ、急速に雲底が上がり、雲も消えていった。
このタイミングで、急いで、スタート方法を決め
ゲートオープン。スタートは1時間後のエラップスタイムレース。
八方までは30分程度でいけると思ってたので、
30分は待つことになるけど、デパーチャーポイントとリーディングポイントが
ある以上、30分くらいはスタートを遅らせないと不公平タスクになる。
テイクオフを遅めにしたから、
岩岳をクリアして、八方で雲底につけたのはスタート15分前だった。
早かった選手でも30分前には着かなかったということなので
やっぱり1時間でよかったと思う。
今日は、八方までの渡りが簡単じゃなかった。
栂池で上げ切って岩岳に渡っても、岩岳の山頂をクリアできず、
そのまま、東の前周りでまっすぐ、八方へ。
ゴンドラ山麓駅のすぐ上でやっとサーマルをヒット。
一度は雲底に着くも、オギーの誘い落としにはまり、
スタート時間に大きく高度ロス。
スタート7分後くらいに、低くなったサーマルトップに痺れを切らして
五竜に向かいスタート。既にトップグループは見えない。
五竜では47、飯森と順調に高度を稼ぎ、月夜棚へ。
ここからが雲底が低く、日照もない。
佐野坂アンテナの下を通り、佐野坂スキー場まで流し、渋いサーマルをヒット。
1400mくらいまで上げなおし、鹿島槍スキー場へ。
この辺から一人旅。
ここでサーマルをヒットし、+200だけ上げ返したが、その後が続かず、
結局、元の高度より低くなって、そのまま木崎エリアに突っ込む。
木崎の北側の尾根でサーマルヒットし、テイクオフの上に出て、
尾根の先端までグライド。
3機尾根の先端で雲底に付けている機体がいた。
アンテナ付近には2機。長島さんと翼君。
簡単に雲底までいけるだろうと思っていたが甘かった。
あたり一面オーバーキャストっぽく曇った空のせいで日照がない。
一時、+200くらい高度を稼いだけど、雲底までは遠い。
もう少し高度が欲しいと思い、留まっていたらサーマル消滅。
結局高度を落として我慢しきれずに、
そこから1グライドで大町にランディングした。
回収車は時間がかかるとのことで、嫁さんが迎えに来てくれた。
大町まで出れば、バンバンコンディションかと思ってたのに、
予想に反して渋かった。
それはたぶん、朝から吹いていた
強い北風のせいかもしれない。
朝から静穏だった場合、
晴れた内陸部には局地的な低気圧が発生するが、
今日は、昼前まで吹いていた北風が
十分な密度を大気に与えたため、
局地的な低気圧が発生せず、
鉛直P速度が、予想に反しマイナスにならなかったんじゃないかな。
だから、白馬には海風が入らなかったのだろう。
やっぱり、気象を読むのは難しいね。
結局、宮田君がゴールしたものの
今日は八方への渡りが難しく、
白馬を出ることができた選手が少なく、
デイクオリティが1にならなかった。
結果を見ると、僕が白馬を出た最後の選手だった。
今までとはパターンの違う、渋々の雲底が低いコンディションでも
白馬を出れたのは収穫だったかな。
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